『ソーシャルネットワーク』を観た

フェイスブックの創業者を主人公にした、ベストセラー・ノンフィクションが原作の作品。

先週から公開されたばかりとはいえ、平日の昼の回なのに、ほぼ満席だった。
かなりヒットしている様子。


オバマさんが大統領選挙活動利用したとか、チュニジアの政変とか、今や一国家の政治まで動かしてしまうほどの影響力を持ってしまったフェイスブックの始まりが、実は女にフラれた腹いせに大学内サイトで個人情報をバラまいたことがきっかけだったという衝撃の事実がわかる。
天才的なひらめきで成功の階段を上がっていく陰で、スキャンダルや親友でもあった共同創業者への裏切りなどを赤裸々に描いている。


セリフの間とか、エンドロールの選曲(史上最年少で億万長者になった人の話だからといって、ビートルズのBaby You're a richmanはベタすぎ)とか、ややセンスに凡庸さを感じる部分もあったものの、テンポは悪くなく、それなりに楽しく観られた。


それにしても引退した人とか歴史上の人物ではなく、現役バリバリの経営者に対して、よくここまでネガティブなことを描けたと思う。