PRIDE GP 決勝戦を見た

結果的に、今回の準決勝の組み合わせはベストだった。
ストライカー同士、グラップラー同士の対決だったので、うまくかみ合い、
なお且つそれぞれのスタイルの違いが出ていて、
準決勝、決勝の3試合はどれもハズレなしの非常に見ごたえのある試合だった。


特にジョシュVSノゲイラの試合はPRIDE史上屈指の名勝負だったと思いマス。
まず、煽りが「柔術VSキャッチレスリング」というのが
プロレスファンの本能をくすぐりますなあ。
ビル・ロビンソンカール・ゴッチから
某老舗プロレス団体の元社長であり、今は無知、じゃなかった、
無我のドラゴン藤波辰巳まで連綿と続くキャッチレスリングの系譜。
その流れを汲むと自称するジョシュが、
ブラジリアン柔術に挑むストーリーなんてロマンがあるじゃあないですか。


序盤戦、立ち技ではノゲイラがやや有利。
やはりボクシング技術ではノゲイラの方が上に見えた。
しかし左フックでダウンを奪ったのはジョシュの方。
寝技ではノゲイラがペースを握りながらも、
ジョシュはうまく切り抜けて足関節などの逆襲を狙う展開。
膠着状態になることなく、お互いずっと動き続けながら高度な技術を見せてくれた。
でも判定結果はどうだろう。
オレ様にはノゲイラの方が僅差で勝っていたように見えた。
たしかに最後のジョシュが仕掛けた膝十字は惜しかったけれども、
全体の主導権はノゲイラが握っていたように思える。
ノゲイラは負けが決まるとさっさとリングを降り、
表彰式にも顔を出さなかったところをみると、全然納得してないんじゃないかな。


それにしてもこの日の試合を見る限り、
ミルコはこのグループの中でも頭一つ抜き出ていた。
こうなったら、ミルコVSヒョードルが見たいのだが、
ヒョードルは最近全く試合に出てないからなあ。
ホントに怪我してるんだろうか?
今年いっぱいで契約も切れるそうだから、
もうPRIDEのリングに上がる気はないのかな?


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