「ボーン・アルティメイタム」を観たのだ。


ボーン・アルティメイタム

2007年 アメリ
 監督:ポール・グリーングラス
 原作:ロバート・ラドラム
 脚本:トニー・ギルロイ スコット・Z・バーンズ
    ジョージ・ノルフィ
 出演: マット・デイモン ジュリア・スタイルズ
    デヴィッド・ストラザーン スコット・グレン


  ☆☆☆☆☆


大ヒット・スパイ・アクション・シリーズの3作目。
普通、パート3ともなるとクオリティが落ちてくるものだが、この作品に限っては全くそんなことはなく、むしろ良くなっているくらいだ。
あまたある2匹目のどじょう的なものとは一線を画している。


記憶をなくした元スパイのジェイソン・ボーンが、CIAに命を狙われ逃亡しながらも、徐々に記憶を取り戻していくというお話は1作目から変わらず。
今作ではかなり記憶を取り戻しつつあるジェイソンが、ついに全ての記憶を取り戻すために最後の戦いに挑む。
スピード感のあるアクションは快感だし、1作目からひかれた伏線は何ひとつ矛盾することがないし、設定のディテールも非常に凝っている。


また1作目、2作目と同様、次々と変化する背景となる各国の街の様子が見られるのも楽しい。
今作ではモスクワ→ロンドン→マドリッド→タンジール→NYと舞台を移していく。
個人的にはタンジールのスークを舞台にした追いかけっこが一番楽しめた。


オレ様がいままで観たなかでは(といっても大して観てないが)、この手のスパイアクション物では最高の完成度だと思う。