06年の邦画興行収入、約20年ぶりに洋画を上回る


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070131-00000173-reu-ent


最近の邦画の躍進はすごいものがある。
だけど粗製乱造ぎみじゃなかろうか。
過去の作品のリメイクだとか(「○○家の一族」とか)、人気テレビドラマの二番煎じだとか(「ホニャララ The Movie」みたいなやつ)が非常に多い。
もちろん、邦画にも素晴らしい作品はたくさんあると思うけどね。


とりあえず邦画が伸びているのは良いとしても、洋画が前年比18.5%減というのが気になる。
たしかに最近はハリウッド映画も小粒な作品が多いし、ヨーロッパ映画も大きなインパクトを与えていない。
だけどそれだけじゃなくて、日本人の海外文化を受け入れるキャパシティーが少なくなってきているような気がしてならない。


ポップスの世界では、いまやヒットチャートに並ぶのはJ−POPばかりになってしまった。
昔は邦楽といっていたのに、いつの間にかJ−POPと呼ばれるようになり、なんだかオシャレなイメージになってしまった。
洋楽が低調になっていったのはその頃からだと思う。


みんなが気軽に海外に行けるようになったし、ネットでいながらにして世界とつながるようになったのに、日本人の嗜好はどんどんドメスティックになっていってるんじゃないでしょうか?
これから世の中がさらにボーダレスになっていく時代に、島国で引きこもっている日本人の未来やいかに。