「ロッキー・ザ・ファイナル」を観たのだ。


ロッキー・ザ・ファイナル」(原題:ROCKY BALBOA)
 製作国:アメリ
 監督:シルヴェスター・スタローン
 脚本:シルヴェスター・スタローン
 出演:シルヴェスター・スタローンバート・ヤング
    アントニオ・ターヴァー 、マイロ・ヴィンティミリア


☆☆☆



ストーリー:
最愛の妻、エイドリアンを亡くし、成人した一人息子には煙たがられ、過去の思い出にすがって生きる男、ロッキー。
彼が夢よ再びとばかり、現役のチャンピオンと試合をすることになる。


第1作「ロッキー」が1977年公開だから、30年もたつのである。
劇中のセリフからは、ロッキーは50歳代という設定のようである。
ウッソー、と思うが、
たしかにジョージ・フォアマンは45歳でヘビー級チャンピオンに返り咲き、48歳まで現役を続けているので、エキシビジョンマッチなら全くあり得ない話しではないかもしれない。
それにしてもスタローンの実年齢は御年61歳。
それなのに、体はしっかりと作っていた。
凄いを通り越して気持ち悪い。
人間、やれば何だってできるのだ、という映画のメッセージ同様、スタローンは自らの肉体でそれを証明した。


ストーリーは陳腐で、正直冒頭から3分の2は結構退屈。
ロッキーが息子にお説教するシーンなんて別に見たくない。


しかーし。
”ロッキーのテーマ”が流れ出し、ロッキーがトレーニングを始めると、なぜか盛り上がってしまうのだ。
そして感動の試合後のあのテーマ曲。
ロッキー・シリーズでは(5を除いて)毎回、最後は同じようなシーンで終わるのだが、なぜかわからないが、これが心地よいのだ。


あと、マイク・タイソンカメオ出演していたり、
アメリカのボクシングのタイトルマッチには必ずでてくるリングアナウンサー、マイケル・バッファーが登場するのも楽しい。
マイケル・バッファーは
「ゥウゥゥゥゥーーーーレェッツ・ゲェェット・ゥレェディ・トゥ・ゥラァンブォォーーー!」
(戦いの準備はいいか!)
という独特の溜めとキメ台詞で会場を沸かせる名物リングアナ。
1回のギャラがウン千万ともいわれる。
K−1GP決勝戦とか、NWOブームの頃のWCWのメインイベントでも毎週リングアナを勤めていたので、日本のプロレスファンにも馴染み深い。
↓で声が聴けるよ!
http://www.letsrumble.com/main.html




君がもしロッキー世代なら当然、人知れずシャドー・ボクシングをしてみたり、階段を駆け上がって万歳してみたりしたことがあるハズだ。
ロッキーはいつだって僕らに勇気を与えてくれたのだっ!