10.11 内藤VS亀田2号


ま、一般的な見方をするならスーパーヒール軍団、亀田一家の次男坊を、苦労人のチャンピオンが3−0の圧勝で下して国民の溜飲を下げた試合ということになる。


しかしTBSって不思議な局だね。
ここは徹底的に内藤=ベビーVS亀田=ヒールの図式で煽るのがTV的な盛り上げ方だと思うのだが、TBSの実況・解説陣は全員亀田応援団だった。
やっぱり裏のお付き合いとか色々あるんだろうね。


それにしてもクリンチにきたチャンピオンを何度もタックルやボディスラムで叩きつけるなど、亀田大毅レスリングセンスはなかなかのものであることを発見。
倒れながらも内藤のまぶたの傷口をこすり付けるなど、インサイドワークもなかなかのもの。
ヒールとしてはすでに一人前(ブーイングはヒール人気のバロメーター)なのだから、亀田大毅は一日も早くプロレスに転向すべき。
その方が彼の才能を活かせるはずなのだ。


ただし入場曲が「男一匹ガキ大将」のテーマだったのはセンスが感じられないね。
たぶん親父の趣味なんだろうけど。
対するチャンピオン内藤のCCB「ロマンティックがとまらない」にはもっとズッコけたけど。


真面目にボクシング的な見方をするなら、タイトルマッチとしては稀に見る凡戦だったと思う。
ガードをがっちり固めて頭から真っ直ぐ突っ込むだけの亀田もダサかったが、内藤も歴代のチャンピオンと比べるとかなり見劣りするのだ。