DREAM2を見たのだ。


旧PRIDEとHERO'Sの合併興行第2回め。
スーパー・ナチュラル・ヒール、秋山の欠場もあり、イマイチ大会のテーマがよく見えなかったものの、それぞれの試合はレベルの高いものが多く、それなりに見ごたえのある大会だった。



青木真也VSJZカルバン
PRIDEとHERO'Sのチャンピオン同士の3度目の正直対決。
間接技とパウンドの対比がわかり易い攻防だった。
判定だったものの、文句なしの青木の勝利。
それにしても最後に青木が極めたアームロックは見事だったが、それを外したカルバンも凄い!



■金秦泳VSミノワマン
すっかりミノワマンの名前も定着して、アナウンサーも普通に「ミノワマン」と実況してるんだねえ。



田村潔司VS船木誠勝
これは試合そのものはどーでもいいのだ。
そもそもこれだけブランクのある船木が通用するほど、今の総合は甘くないことは最初からわかっていた。
それよりも試合前の煽りVが秀逸。
これだけで3回飯が食えるほどの名作だと思う。


全共闘運動とダブらせて、UWFの歴史と二人が歩んだ道をうまくまとめていた。
BGMにドアーズの「ジ・エンド」を使っているのがニクイ。



Vの中で前田日明がインタビューで登場するのだが、わざと照明を暗くして顔に影を落とし、前田自身が葉巻をくわえていることもあって、同時に紹介されるかつての若々しいころの前田の写真とのギャップを確信犯的に作り出していた。
純粋だったかつての政治活動家が、時を経て社会の裏も表も知り尽くした大人に変貌してしまったようなドラマを感じる演出。



桜庭和志VSアンドリュース・ナカハラ
桜庭の相手は、いくら極真の世界チャンピオンとはいっても、所詮総合デビュー戦のド新人だからねえ。