雨ニモ負ケズ

昨日、ジャッキー・チェンらの呼びかけにより、香港で東日本大震災のためのチャリティーイベントが行われた。
宮沢賢治の詩に曲が付けられ、それを香港の明星たちが唄った。
日本人として本当に嬉しい。
僕の好きなアンディ・ラウやサミー・チェンもいるし。


宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」は、富や名声を求めることなく、自然に耐えながら淡々と日々の暮らしを生きる、日本人的な奥ゆかしさを感じる世界観。
そして、この感覚こそが今回の震災における日本人の対応に世界が驚いたことらしい。
この詩をチョイスした人は、たぶんジャッキー・チェンではないと思うので、おそらく在港の日本人だと僕は想像しているけど、素晴らしいセンス。


それにしても、すでに台湾でも同様のイベントがあったけど、日本の芸能界にはそういう大きな動きは今のところないのは残念。
個々に寄付している人はいるけど。
芸能人は本来、人に夢を与える仕事(のハズ)なので、こんなときこそ皆が元気になるようなことをやってほしいものですね。