八重山島紀行8〜竹富島の巻


竹富島は、石垣島から高速船でわずか10分ほどの場所にある周囲約9キロの小島なのだ。
平坦な島なので、港の近くで自転車を借りてまわることにした。
自転車には鍵がついていない。
この島にそんなものは必要ないらしい。



島内のほとんどは伝統的な沖縄式家屋。
サンゴ礁でできた島らしく、道は白砂のままだ。
赤い屋根と白い砂のコントラストがとても美しい。




旅のあいまに司馬遼太郎のこの本を読んでいた。

街道をゆく (6) (朝日文芸文庫)

街道をゆく (6) (朝日文芸文庫)

30年以上前に書かれたものなのだけれど、この本にでてくる竹富島の描写と、現在の竹富島の景色がほとんど変わらないことに驚く。
司馬さんが宿泊したという民宿も、そのまま同じように営業していた。





野良牛(?)発見!



代表的な沖縄民謡「安里屋ユンタ」のモデルになった安里屋クヤマさんの住んでいた家。
すごい美人だったらしい。


安里屋ユンタ」by夏川りみ




ニライカナイからの手紙 低価格版 [DVD]

ニライカナイからの手紙 低価格版 [DVD]


竹富島を舞台にした映画。
エエ話でっせ。
この映画には、とにかく悪い人がでてこない。
へそ曲がりのオレ様は、だいたいこのテの映画は偽善的な匂いがして、つい斜に構えて観てしまうのだが、これにはヤラれた。
母と娘の愛情、おじいと孫の愛情、ひとつの家族のような島の人々の一体感に素直に感動した。
竹富島の美しさも存分に活かしている。
オススメです。